中小企業経営 リストラ(人員整理)を考える

中小企業経営 リストラ(人員整理)を考える



先日、某経済雑誌にて、ある経営コンサルタントの方が寄稿された記事を拝見しました。その内容は、企業の生産性を向上させる手段として、リストラを積極的に奨励するというものでした。



擁護するわけではございませんが、編集等でご本人の意向とは若干異なる部分があることを考慮しても、弊社が取り組んでいるコンサルティングと差異を感じるポイントが多くありました。



確かに、企業が抱えるコストという点では人件費が一番のネックであることは事実です。これを踏まえ、リストラを実行することで大幅なコスト削減を実行することも常套手段ではあります。

しかし、スケールメリットが小さい中小企業がリストラによるコスト削減を行なうことは、大企業以上にリスクを伴うケースが発生致します。
限られた戦力で日々の経営を行なっている以上、リストラは最終手段であることは本ブログでも再三お伝えしている通りです。


経営資源のプライオリティー

【①ヒト ②モノ ③カネ】となります。

上記からコスト削減を行なう順序は

【①カネ ②モノ ③ヒト】であることを認識して頂ければ幸いです。



具体的な手法は下記が一般的かと存じます。
①のカネは、借入金返済を止める(リスケジュールの実行)
②のモノは、固定費の削減(賃料の見直し&不動産の売却)
③のヒトは、雇用形態の変更及び整理



以上になります。
どうか、『コスト削減=リストラ(人員整理)』と短絡的な思考は見直して頂き、
プライオリティーを熟慮した経営体制の構築に努めて下さい。

Kazuya Noro

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