中小企業の事業再生 スピードが明暗を分ける

中小企業の事業再生 スピードが明暗を分ける

事業の再生における、一番のポイントについて質問を受けることが度々あります。

コンサルタントによって意見が分かれると思いますが、
「原因の早期発見、そして解明に向けた早期着手」
という取り組み方が共通の認識だと思います。

その理由として、企業は生き物ですから、適切な処置を施さなければ
命が尽きてしまうからです。
つまり、案件次第では時間との勝負を迫られる局面も発生するため、
業務のスピードこそが明暗を分けると言っても過言ではありません。

実際、ご相談に来られる方にも

「来月には資金ショートする模様です」
「手形の不渡りを起こしてしまいます」
「今月から給与の遅配が始まります」


というような、緊急事態の中で弊社に問合せが来るケースも珍しくありません。

感覚としては、救命病棟のような緊張感が走り、
状況把握を迅速に行なった後、優先順位の高い事項から着手していきます。

私見になりますが、事業再生という現場において、
時間の経過ほど怖いものはありません。

よくあるケースになりますが、
リスケジュールを申請したことに安心されてしまい、
その後は抜本的な経営改革を遂行できずにいる企業を多く拝見します。

現在は、中小企業金融円滑化法によって国からの保護を受けられておりますが、
それも来年3月には終了します。

どうか、早期着手を念頭に置いて自社の経営改善に努めて頂ければと切望しております。具体的にアクションが出来ない方は、些細な事でも結構ですので弊社までご連絡下さい。

Kazuya Noro

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