任意売却事業再生ブログ:従業員50人未満の社長さんのための事業再生バイブル
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経営は、貸借対照表(バランスシート)に目を向けて!損益だけじゃ目標を見失うかもしれません
よ。
売上を最重要ポイントとして経営するのは当然のように思います。ただ、売上だけ良ければいいというだけじゃ経営とは言えないのが現実です。
経営者の中には、損益シート(PLシート)は毎月確認して、売上から、原価、販売管理費を見て、経常利益、当期利益の積み上げ状況は把握しています。という人も結構います。
しかし、売上重視、PL確認までの経営者には、何でうちは資金繰りが厳しいんだろう・・・と首をかしげる経営者は多いのです。
よく会社の話をするときに、その会社の年商で話をしますよね。うちは1億円規模の会社だから・・・、30億円規模の会社だから・・・と、一つの目安にはなります。
また、従業員10人程度の会社だから・・・、30人程度の会社だから・・・と従業員規模で話をする事もありますね。おおよその会社の規模を想像できます。
また、税金を払うために仕事しているようなもんだ・・・とか、返済の為に仕事しているようなもんだ・・・とかいう少しネガティブな話をする経営者もいますね。
売上高や、従業員数で話をする経営者は、PLシートを頭において経営をしている人のように思います。
税金とか、返済について話をする経営者は、資金繰り表(CF)を頭において経営をしている人のように思います。
この2つのタイプでいうと、前者PL経営者は、資金繰りにはあまり窮していない状況が多く、資金繰り(CF)経営者は、日々の資金繰りにもちょっと厳しいと思っているタイプに分かれます。
共に経営が厳しい状態になる黄色信号が灯っているのは同じなのです。資金繰り経営者の方が、ちょっと程度が厳しいかなという違いに過ぎないと経験から思っています。
会社の経営とは、その会社を将来どうしたいか?が無ければ話が進みません。日々の業務をこなしていけば、いずれ会社は大きくなると思っている経営者がいたら、楽天的過ぎますよ。と言いたいですね。それでうまく行く場合もありますから、否定はしませし、むしろ幸せだなあ・・・と、うらやむことです。
ここで言いたい事は、貸借対照表(バランスシート/BS)こそが、会社をどうしたいか?を考える資料となります。ということ。
資金繰りで日々のお金を確認して、PLシートで損益を確認したら、BSで規模を確認しながら戦略を立てる事。それが経営するという事だと思っています。
そして、この3つ、一般的には、財務3表(BS、PL、CF)を一体として頭の中に置くことこそが、経営者に必要な思考だと思います。
お金の価値基準もBSで変わってくる事がわかると思います。例えば、毎月100万円の支払いがあります。としたときに、その金額が大きいか、少ないかはその会社のBS規模で捉え方違ってきます。
売上規模でもあるからPLも無視できることではありませんが、現預金が常に3億円ある会社と、現預金が1,000万円しかない会社では、100万円の捉え方も違うでしょう。
また、1億円の借金のある会社の返済額と、10億円借金のある会社の返済額としも100万円の捉え方は違ってきます。
資金繰り(CF)とPLだけで経営して行こうとすると、お金の価値観も狭小になってしまうかもしれません。
せっかく経営者として社会に事業として出したのですから、お金の価値観を楽観的なものにして行きたいものです。
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代表の野呂のインタビューがコンサルBankさんのサイトへ掲載されました。
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