中小企業のキャッシュフロー経営とは

キャッシュフロー計算書」
という存在、もしくは言葉を一度は耳にされたことがあると存じます。



決算書は、一般的に「貸借対照表」と「損益計算書」の2つから構成されてます。
但し、上場企業においては、この2つの他に上述した「キャッシュフロー計算書」を
添付しなければなりません。

これは、数年前に施行された会社法の改正により追加された事項であり、資金使途を開示することで経営の透明性を示す意図があり、これにより外部への与信としても効果的な側面が考えられます。

ですから、同企業は決算においてキャッシュフロー計算書を作成することが義務となっております。

では、未上場の中小企業はキャッシュフロー計算書を作成する必要がないので、何もしなくても良いのでしょうか?

勿論、決算書に添付する必要はございませんが、資金繰り表は必ず作成しなければなりません。
帳票に記載されている数値は、発生主義から計上されている勘定科目(売掛金など)もあるため、資金管理の一環として資金繰り表の作成は、現時点での会社の財布の中身を知ること、そして資金の使い方を把握する最重要事項となります。



よくあるケースですが、お客様の資金繰り表を拝見すると、一応作成はされている様子ですが、「ざっくり」とした金額が計上されているだけで、緻密で計画的な印象を受けることが出来ません。

資金繰りは、「円」単位で作成することをお勧めします。
日々の現預金チェックにも活用できますし、小売業のような現金商売をされている企業様にとっては、リアリティーのある見込みを立てることが可能になります。

是非、緻密な資金繰り表の作成から、御社オリジナルのキャッシュフロー経営を構築して頂ければと思います。
金融機関とのお付き合いの際にも、丁寧な資金繰り表作成から先方に好印象を持たれるかもしれません。

Kazuya Noro

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