経営分析 自社の収益構造を検証

経営分析 自社の収益構造を検証

どの企業においても、営業活動からの収益性を把握することは非常に大切な事項であるといえます。
一般的に、自社の収益性を検証する際、「売上高営業利益率」という経営指標を用いますので、今回は売上高営業利益率について紹介したいと思います。

この経営指標は、本来の営業活動による利益率をもとめ、本業の収益性が高いかどうかを示す為に活用します。
公式は下記の通りです。

売上高営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高

この比率から、営業活動や管理活動の費用対効果を知ることができ、
営業活動で発生した経費(広告宣伝費や交際費等)のバランスから、本業における収益構造を把握することが可能となります。

予算を設定する時にも、上述を踏まえた計画を立案することが望ましいと考えられますので、過去の実績と現在の市場を考慮した上で、数値の管理を実践するよう努めて下さい。

又、参考までに売上高営業利益率と売上高総利益率を照合することで、自社の収益性を分析することをお勧めします。
売上高総利益率は粗利益率とも呼ばれ、経営指標において代表的なものです。
公式は下記の通りです。

売上高総利益率=(売上高−売上原価)÷売上高

この2つの経営指標を照合することで、次のようなことを検証できます。
もし売上高総利益率が減少していないにも関わらず、売上高営業利益率が減っているならば、販売費および一般管理費に原因があることが分かりますので、経費削減を見直さなければなりません。

このように、複数の経営指標を組合わせることで自社の構造を把握することができます。
そして外部へ何等かの説明する際にも、経営指標の活用から先方から信用を得ることが可能となります。

どうか、この機会に経営指標を用いた経営分析に着手して頂ければと存じます。

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