任意売却事業再生ブログ:従業員50人未満の社長さんのための事業再生バイブル

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中小・零細製造業に未来はある!

今現在の段階で、政権が変わり経済再建の流れの中で、実感出来ている中小企業の経営者はどのくらいいるだろう。

経営者の個人資産の話であれば、塩漬けになっていた株式や投資信託、リート、その他デリバティブ等の金融商品で含み益が出ているかもしれませんね。

しかし、事業としてはどうでしょう?円高になって輸出関連の商材を取り扱うところは、下請け会社含めて製造業の受注が増える兆しがあるようです。しかし、しかしです。もっと抜本的なところでその単価が上がっているわけではないでしょう?

製造業においても受注量が多少増え始めても、その利益率があがっている訳ではないから、資金繰りが忙しくなったり、人で不足で困ったりしていませんか?ビジネスモデルとして当然に起こり得る事態ですよね。

私達は製造業の経営者とどんな取り組みをしているかというと、大きく2つのポイントで対応しています。1つめの資金繰りに関しては、売掛入金と、仕入買掛支払いのサイト管理です。そこを中心にして、販売管理費、納税、返済を調整しています。

2つめは、労務管理。増えてきた受注に対して、高効率の作業工程管理と、ワークシェアの考え方で従業員みんなで継続勤務が出来る環境と収入のバランスを取っています。デフレと円安、東日本震災と厳しい環境の中生き残る事を第一として様々な施策を社内で打ってきた。これからは何をすべきか?

下請け会社であっても、その製品に質の安定性、急な仕事に対する対応力、少量生産を全面に押し出して元請先へ単価交渉が出来るようになるべきでしょう。輸出関連企業の元請会社に部品を納めている下請け製造業は、仕事を国外に移される事に不安を感じているでしょう。

人件費コストで100%価格で勝てる見込みはないのです。そこで諦めて下を向いていても不安は消えません。むしろ仕事に情熱が持てなくなり衰退してしまいます。

手はあります。海外に製造と組み立てのラインを移せば、投資シミュレーション上では大幅な黒字化がはじき出されたとしても、弱みがあるのです。

製品の質・量、急な対応については圧倒的に弱い部分があります。世界中から高額なコストのかかる生産管理のプロフェッショナルを現地に送る。それでも、安定した高品質を保つ事は至難の業。

安定した高品質維持の為に人材教育にもコストをかける必要がある。生産ラインを組んでしまえば、それに見合う量を生産しなければならない。低稼働状態になるくらいなら生産しない方がましになる。

また、その大量生産のラインの中で一部不具合が生じれば、大量の廃棄・返品で被害額が大きくなる。急ぎ間に合わせようとしても、対応は無理な事が多い。

日本の中小・零細の製造業はその規模ゆえに出来る事が多いのである。諦めないでまずは、やってみましょう!サポートしますから。

全国書店にて発売中。


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代表の野呂のインタビューがコンサルBankさんのサイトへ掲載されました。

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