任意売却事業再生ブログ:従業員50人未満の社長さんの事業再生バイブル

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ほんとに景気って上がってる????

最近の経営者の皆様との会話で多いのが、このキーワード『本当に景気は上がってるの?』という疑問。皆さんはどう感じているだろうか?

メディアでは、景気回復のニュースが多いと思います。消費が伸びている、サラリーマン収入が平均して上がっている、雇用が改善されている、百貨店では高額商品が売れ、住宅では億ションのマンションが早期完売になる等景気回復を裏付けニュースが多く流されています。

でも、中小企業では業種問わず売上増加で景気回復の実感を得ている経営者は少ないのではないでしょうか?私達は再生を得意とする経営コンサルタントですから、景気が上昇して全体的に売上が上昇していれば、再生するための相談件数は減って行きそうなものですが、むしろ増えているのが現状です。忙しさは日々増しています。

身近なところでも景気は、もしかしたら上がってないんじゃないの?生活が豊かになっていくのは幻想じゃないの?と思える事がありませんか?例えば、円安の影響で輸入価格は上がり、原油の高騰から、今ではレギュラーのガソリンはリッター160円とここ20年では最高値ではないでしょうか?

私はリッター100円を切っているくらいの記憶が根付いています。原子力発電の休止で電気の供給に火力発電に頼らざる得ない状況もあり、エネルギー資源の高騰は、日常生活の電気代から、生活備品、食品の価格上昇におよぶのは自然な流れでしょう。

インフレ目標の2%物価上昇に向け施策通り進んでいるように思いますが、収入が上がる要素が見当たらない。この状況で消費税の増税があれば、企業の資金繰りはより厳しくなるでしょうから、個人の収入が上がる事はないと思います。

全てのニュースが、消費税増税に向けて円滑に進むように流されていて、国民の生活より、国の財務を優先するように流されているように思います。国民のアンケートでも、有識者の意見でも消費税増税は80%は賛成らしいです。私の意見は国民の生活を思うなら、消費税増税は反対ですが。

消費税が増税されれば、国民の生活に何かしらの形で還元される。例えば、国の収支が改善されて社会保障や年金が継続出来るようになると言いますが、健康保険料が下がる訳ではないし、診療を受けた際の費用負担が無くなる訳でもない。年金受給額が上がる訳ではなくて、年金受給年齢が前倒しになる訳ではない。その制度が継続出来るという事ですよね。

今の国の歳出の予算は約100兆円、歳入が約49兆円。歳出を埋めるのは国債の発行、つまり借金です。割合として50%以上の借入をしながら現在の国の運営をしますといいます。すでに1000兆円を越える借金をかかえながら・・・

経営者の皆さんどう思います?自分の会社の運営に置き換えたらどうでしょう?売上入金が年1億円、原価、販売管理費、借入利息や返済で2億円のお金が必要な会社で、既に借入が20億円あるけれど、来期も1億円の借金が出来る事が約束されているとしたら・・・

そんな経営でよければ、うちにも融資をしてくれよ!と思いますよね。でも、一会社が国と同じレベルで資金調達が出来る訳ではないのは受け入れなければなりません。しかし、嘆いてばかりいても仕方ありません。

自分の会社、従業員、取引先、そして関連するすべての家族の生活を成り立たせなければなりません。今の事業で社会的に需要があり、売上が上げられるなら、諦めるのは早すぎます!生き残り、復活するチャンスは必ずあります。

そうそう、『本当に景気は上がっているの?』という疑問から発した会話の結末は、『景気は上がってないよね!』です。

全国書店にて発売中。

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代表の野呂のインタビューがコンサルBankさんのサイトへ掲載されました。

Kazuya Noro

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