任意売却事業再生ブログ:従業員50人未満の社長さんのための事業再生バイブル

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再生が好調な会社と、再生が進まない会社

どの時代でも、業績の良いところと悪いところがあります。弊社のクライアントでもそれは同じことです。業績の良いところは問題ないんじゃないの?と思いますか?いえいえ、決してそんな事はないんです。

今、業績が良くなってきても弊社のクライアントですから、一時は経営の苦境に陥った会社です。苦境に陥ったまでの同じやり方で会社を経営していて、一時的に業績が良く思えても、売上が上がっているだけでは、一時の幸運が続いているだけかもしれません。

根本的な原因を究明して、経営方針を修正し、社内に新ルールを課しながら再生しなければ真に強い会社、【長期に利益を生み出す会社】にはなれないのです。業歴が長ければ長いほど、その会社の習慣というか社風は根強く残っています。

良い習慣や社風は残しながらも、会社が苦境に陥った原因となった悪しき習慣は直さなければなりません。 どうやって直すのか?それは、新ルールの導入にこそ活路があります。

経費精算のルール、営業管理のルール、業績のディスクローズを社内のマネジメントクラスにはオープンにするルール等、強制的な決め事として社内に導入していくのです。長年の習慣であればあるほど、考え方を変えて習慣を変えるのは難しい事です。時間も忍耐も必要です。

経営者が本気になって強制的に新ルールの導入を決断する事が活路を見出す事に繋がっています。それでも、業績が好調にもかかわらず、会社の経営には常に問題が発生します。会社は生き物ですから。人の集まりだから当然なんです。

特に事業再生のステージを登って行く会社では、お金の問題と共に、組織再編や、ガバナンスも改善に次ぐ改善が必要になります。資金が廻り始め、黒字化出来ているといって慢心しては、せっかく再生のステージを登って来た意味が無くなってしまいます。時に立ち止まって頂き、自分の会社を客観的に見直す必要がある事を忘れずにいてもらい。

再生が好調な会社は、常に前へ!前へ!改善する要因を洗い出し実行して行っています。反対に再生が進まない、業績のいつまでも悪いところはどんな所かといえば、つまりは業績の良くなる会社の反対なんです。根本的原因の究明も曖昧にして、新しい事を導入しようとしてもし切れない。

何となく今までのやり方の延長で、景気が回復してくれればと外的要因に依存している。誠実に事業を行っている会社は、経営の苦境から、我々と共に事業が継続出来る状態までには、まず、間違いなくなります。

しかし、再生は一時的に助かれば良いというものではないです。原因の究明をして抜本的に変える必要がある。しかし、会社が潰れずに、継続し始めると変えようとはしない。抜本的な再生に向けての新ルールや組織体制を導入しようとしても、習慣的な日々の業務の継続に慢心して現状に甘んじてしまう。

そして、外的要因によってまた、会社存続の危機が訪れる。この繰り返しなんです。我々は根気よく、この悪循環を繰り返してしまう会社とも、その悪循環から抜け出せるまでお付き合いします。今のままでは本当にダメだ!本気で再生するぞ!と決意が固まり共に行動出来る日まで。

当社のクライアントは、改善に次ぐ改善で再生会社として過去最高益をたたき出している会社もあれば、この悪循環から抜け出せずに原因を外のせいにし続けている会社もあります。

我々はいつだって本気で取り組みます!諦めたりしません!すべてのクライアントが前を向いて元気になれるその日まで!

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