任意売却:任意売却の現場から〜住宅ローンが払えない!寺子屋塾

任意売却:任意売却の現場から〜住宅ローンが払えない!寺子屋

競売開始決定と任意売却準備〜お引渡し

こんにちは。昨晩から冷え込んで、冬を感じましたね。街中でもいよいよクリスマスイルミネーションが似合う陽気となってきました。一方、当社の面談室は連日に渡りご相談者の来訪により熱気がムンムンで暑いくらいです。さて、昨日は夕方から千葉県の九十九里町から任意売却のご相談者にご来社頂きました。

2週間ほど前に競売開始決定され、縁あって当社へご相談にいらっしゃいました。九十九里というと私が大学卒業後に就職難で、約1年ほどエアコン取り付けのアルバイトをしていた東金〜九十九里エリアでもあり非常に思い出深い地域でもあります。

今でも仕事のことを一人で組み立てたい時に気晴らしで、車でドライブをする絶好のコースです。九十九里有料からビーチラインを抜けて一宮〜御宿〜勝浦方面へ、ゴールは白浜の野島埼灯台と・・・・何度通っても千葉県民でよかった!と本気で思う素敵なコースです。そんな素敵なドライブコース付近で飲食店を営むこのご夫婦。訳あって運転資金のご返済が滞ってしまい、競売開始決定されてしまいました。

もう明日にでも店舗兼ご自宅を退去しなければいけないような不安なお顔をされるご主人。それは大きな勘違いです。これは全国の競売物件を扱う裁判所によって差がございますが、千葉県については競売開始決定されて入札期間が開始されるまでに概ね6ヶ月です。単純にこの6ヶ月で任意売却を成立する必要があります。

長いと思いますか、短いと思いますか?短いですよね。債権者に任意売却する旨の承認を頂いて、我々が役所の調査を実施して価格を査定する、売却開始価格について債権者へ承認を頂く。ここまでで大体、半月は経過します。

売却開始価格が決定して市場公開をする、お問い合わせ頂いた買主様をご案内する、どのタイミングで買主様より購入申し込みを頂けるか・・・・・ここが最初の難関です。一回目のご案内で決まるか、一ヶ月後のご案内で決まるか、そのまま入札期間を迎えてしまうか。買主さんが見つかるまで早いに越したことはありませんが、平均的に見て3ヶ月といったところです。

そこから、配分表(控除経費となる仲介手数料や抹消登記費用、印紙代、お引越し費用の合計を売却価格ら差し引いた金額が返済金額として妥当かどうかを債権者に申請するためのもの)を作成して債権者との交渉に入ります。一度提出した金額が承認されなければ、買主さんへ価格の買い上げ交渉が必要です。(買主さんより減額希望があった場合のみ。

俗に言う指値(さしね)。金額がまとまって、買主さんが住宅ローンを利用するのであれば事前審査を行って頂きます。ここで融資が未承認となる可能性も十分にございます。融資が難しいようであれ、再度買主さんを探す売却活動に戻ります。融資の事前相談が無事に承認され、債権者から売却価格について承認が下りれば見事、ご契約となります。お引渡し日も十分に余裕をもって設定し、今度は売主(ご相談者)のお引越し先を見つけなければなりません。

当社のサポートの元、賃貸物件を案内して、お申込書を出して今度は賃貸オーナーさんの審査があります。(所要期間はざっと一週間)賃貸物件の鍵を受け取って、当社提携のお引っ越し業者の見積があって、ようやくお引越し日を迎えます。(原則として目標は買主さんへのお引渡し日の3日前まで)本当の現場では前日ギリギリが多いですけどね。(笑)

ここまで完了させて約六ヶ月です。短いですよね、大変ですよね。それでも、前向きな新生活を迎えるためにここまでやらなきゃいけないんです。当社にご相談に来られた方々は皆さん前向きに乗り越えてらっしゃいます。ここのところ、朝の通勤時間帯に人身事故が多いのが気になるんです。

残念ながら覚悟を決めてしまった方々が、全てお金の悩みだとは言い切れませんが、多いと思います。列車に飛び込む勇気があるのなら、その勇気のちょっとを使って当社にお越し下さい。一人で悩まずに一緒に悩んで、一緒にがんばりましょう。今日はこの辺で。
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代表の野呂のインタビューがコンサルBankさんのサイトへ掲載されました。

Kazuya Noro

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