任意売却ブログ〜任意売却の現場から〜今を斬る!

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任意売却を完結させる力・信じること・願うこと・時には我慢すること

こんにちは。いよいよ11月ですね。今日は気温が日中で20℃を超えるようですが、夜は上着がないと寒くなって参りました。夏場は避けていた暖かいラーメンがおいしくなってきますね。

さて、つい先日に埼玉県内の一戸建ての任意売却を成立させました。結論的には無事に決済を終えることができましてホットしております。7月の上旬に奥様よりお問い合わせを頂きました。

お仕事でお忙しい旦那さんの代わりに奥様からお問い合わせを頂く、よくあるケースです。詳しいお話を聞きたいと奥様だけで単独でご面談をさせて頂きました。ご面談を終えて、近々に単独所有者である旦那さんとお会いさせて頂いて今後のスケジュールを調整しましょう。そんな言葉でその日は終わりました。

しかし、何日待っても奥様から頂く連絡は、旦那さんのお仕事が忙しくなかなか時間がとれないという連絡だけでした。既に競売開始決定がされている物件であり、あまり時間の余裕はありません。

ひょっとしたら他社さんにお任せしたのかな?そんな気持ちにさえなりました。そんなある日、とある弁護士さんからご連絡を頂きました。

弁護士:○○さんの任意売却の件ですが、離婚調停中だということをご存知ですか?

私:え?何もお聞きしてませんけど・・・・

弁護士:やっぱりねえ、一度お会いしませんか?そんなお電話が所有者である旦那さん側の弁護士さんより頂きました。実際に弁護士さんにお会いするとご夫婦は離婚調停中で慰謝料の件で争っているとのことでした。

テレビドラマみたいですね。既に競売開始決定がされており、所有者である旦那さんとしては競売にこのまましてしまえば、何も手を煩わせずに済むというお気持ちもあったようです。

旦那さんは既に対象物件を退去しており、実際にお住まいなのは奥様とお子さん二人です。まずは、奥様に事実を確認してご希望を聞いてから再度、弁護士さんに連絡することになりました。

奥様としては、リースバック希望で引越し費用を債権者へ交渉して捻出してもらいたいとのことでした。しかし、慰謝料で争っているご夫婦の中に入っていけるのだろうか?不安が頭を過ぎります。

それに時間もかかりそうだし、競売の入札期間も迫っています。所有者である旦那さんに実際にお会いして奥様のご希望を全てお話して、任意売却活動をすることの承諾を頂こう、そう考えました。

このご夫婦の間に何があったかは知りません。無事に決済を終えた今でもわかりません。ただ、お子さん二人の次のお住まいを安全に確保することについて、旦那さんは真剣に考えてくださり任意売却での活動を始めることになりました。埼玉県の某市の一戸建てが100戸クラスで建ち並ぶ人気のある開発エリアです。

双方に弁護士さんがついておりますので、連絡はほぼ弁護士さん伝えになります。非常にコミュニケーションの取りづらい環境での任意売却活動でしたが縁あって理解力のある買主さんに購入していただく事になり、見事に競売回避をすることができました。

11月上旬のからの入札期間が迫っておりましたがギリギリで大成就を勝ち取ることができました。これは私の自信です。途中、不安でいっぱいの奥様から売却活動を断念するようなお電話が数回入りまして、私も今回は厳しいかなと思ったことがありましたが、粘り勝ちというか買主さんに迷惑をかけられないという強い気持ちで乗り越えることができました。

やはり任意売却を生業とするならば、一番の敵は諦めだということを今回の案件を通して肝に据えることができました。感謝です。さて、いよいよ今年度もあと2ヶ月です。11月も今週と来週で契約が2本、今日現在の予定で決済(お引渡し)も2本を予定しております。

年末に向け新規面談や中小企業支援のための出張も多数予定しており非常に多忙な毎日をおくらせて頂いております。年末のビッグサプライズに向けての準備も着々と進んでおります。お楽しみに。今日はこの辺で。
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代表の野呂のインタビューがコンサルBankさんのサイトへ掲載されました。

Kazuya Noro

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