中小企業経営 全ての事象を数値に表すこと

中小企業経営 全ての事象を数値に表すこと

昨日、「0円生活による幸福」というテーマを議論したテレビ番組を拝見しました。
ホームレスの方々の暮しぶりから、生活の知恵やお金に対する価値観まで、幅広く紹介されたもので、内容としては非常に興味深かったです。

最も印象に残ったフレーズとして、「不安は量を知ることで解消される」という考え方があり、一日に使う水の量を知る把握するという、一見シンプルな意見でしたが、経営管理に対する考え方と似ていることで感銘を受けました。

過去の事象を数値化することは一般的ですが、現在から将来までの事象を数値として計上することは、なかなか容易な事ではありません。

但し、先述したように「量を知る」という概念から、確度に若干の誤差がありながらも、最低限の予算を立てる努力は必要かと存じます。

上述を踏まえ、過去の月次データ(資金繰り表)から各項目の平均値を洗い出し、これを毎月の予算値として計上する手法を弊社ではご提案しております。
例えば、「交際費は○○○円が予算だから、今月はオーバーしていない」等のように、全ての事象を数値で把握することで、自身の行動パターンを知ることが可能になります。

この作業を習慣化することで、除々にではありますがお金に対する不安は解消されると考えられます。

どうか、ご自身(自社)の行動パターンを数値化して頂き、有意義な経営管理に努めて下さい。