売上予測から現預金残高をチェックする

売上予測から現預金残高をチェックする



資金繰り計画を立てる際、どうしても「売上(入金額)」の見込みの確度が気になる
と存じます。
毎月、定額での入金が発生しているビジネスモデルであれば目処は立ちますが、
営業実績から変動される企業も多いはずです。



このように、収入(入金額)の面で予測することが難しい場合は、どのような手法
を取るべきか、財務担当者が都度抱える課題でもあります。

弊社では、資金繰り計画のアドバイスとして、次の項目のチェックをお勧めしてます。

「実績」「見込み」「差異(実績−見込み)」
以上の3点です。

ここで、差異があまりにも多い場合は、見込みを修正することが必要になりますし、前々月や前月のデータから一定のパターンを見つけることで、大よその入出金が分かると思います。
固定費に関しては、1年を通じて大きな変動がないため事前に見込みを立てることができ、少額の経費であれば昨年のデータを参考にされる手法が一般的かと存じます。

また、売上や仕入については売・買掛台帳、工事明細から2〜3ヶ月先の見込みを立てられるのではないでしょうか。



ポイントとしては、見込みの確度が高ければ計画的な資金繰り計画が遂行でき、
手許にある現預金残高から自社の体力を知ることができると思います。


多くの中小企業が売上アップに注力されておりますが、肝心な点は売上入金時における現預金残高のチェックが一番必要なので、売上予測と並行して現預金残高の推移にも注目して頂ければと存じます。

Kazuya Noro

バナーを作成

京商工会ビジネス伝言板http://www.b-den.net/company/show/id/6933








人気ブログランキングへ
〜良かった記事にはランキング投票をお願いします。〜

(アイコンをクリックすると投票されます)